「ひなちゃんはみんなのもんやねんから、絢斗だけのもんとちゃう!」
…うん、そうそうっ。
あたしは絢斗の彼女ではないし、だれのものでもないっ。
桔平くんが言う、“みんなのもの”っていう表現も、なんかちょっと違う気するけど…。
「それに、自分のもんには名前書かなあかんって、小学生のときに言われたやろ?」
そう言って、桔平くんはあたしの右肩に手を添えた。
…うん、そうそうっ。
あたしは絢斗の彼女ではないし、だれのものでもないっ。
桔平くんが言う、“みんなのもの”っていう表現も、なんかちょっと違う気するけど…。
「それに、自分のもんには名前書かなあかんって、小学生のときに言われたやろ?」
そう言って、桔平くんはあたしの右肩に手を添えた。



