「なにって、お前こそー…って、絢斗!?」

「え…?……うおっ!!桔平!それに、涼!」


どうやら絢斗は、あたしが前に並んでいた男の人に絡まれていると勘違いしたらしい。


「もしかして、2人で初詣にきたん?」

「そうだぜ♪どうだ~、うらやましいだろ~!」

「べつに」


長谷川くんは、無表情で答える。


「それにしても、お前らもここに初詣かっ。偶然だな!」