姫と年下王子たち

「え、この店から?どういう意味だろう…」

「けど、絢斗がそう言うってことは、おじさんからの指示なんじゃないの?」


おそらくここから先は、俺たちが踏み入るべきでない領域の話になるのだろう。


「とりあえず、言われた通りに出よう」


俺は2人を連れて、店を出た。



そして、その近くのカフェに入って、神龍寺親子が戻ってくるのを待った。


2人を待つまでの間は、だれも話そうとはしなかった。