姫と年下王子たち

俺たちは、つい立を挟んだ隣の席に座った。


つい立があるため、隣の由香里の姿は見えないが、声は筒抜けだ。



カランカラン…


しばらくして、喫茶店のドアに取り付けられたベルが鳴った。

これは、ドアが開いたことを意味する。


入ってきたのは、黒髪を後ろに束ねた男だった。

由香里が言っていた男の特徴とよく似ている。


おそらくあいつが、由香里から金を要求する男だろう。