姫と年下王子たち

由香里は、金さえ払えばどうにかなると信じていたが、男の要求はさらにエスカレートしていったということだ。



俺は、言葉も出なかった。


なんでもっと早く、警察に相談しなかったんだと…。

そうすれば、由香里がこんなに追い詰められることもなかったはずなのに…。


今聞けばそう思うが、おそらくそのときの由香里には、正常な判断なんてできなかったんだろう。



由香里の話を聞いた絢斗は、静かに立ち上がった。