姫と年下王子たち

次の日の夕方。


「いってきますっ!」


あたしは、少し緊張しながら家を出た。

今から、担当になった生徒の家に向かう。


あたしの家の最寄りの南山駅から、特急電車で10分ぐらいのところにある、北原(キタハラ)駅で下車する。


そして、住所の書いてある紙に目を移す。


「この駅から、歩いて5分ぐらい…か」


独り言を呟きながら、携帯を手に持った。