姫と年下王子たち

「…確か、この辺りに救急箱が…。…あった!」


長谷川くんは、救急箱を片手に持つと、あたしの隣に座った。


「見せて」

「…はい」


なんか…あたしの方が年上なのに、今は長谷川くんがお兄さんみたい。


「うわぁ、けっこう傷深いな…」

「ほんとに…?」

「ああ」


眉間にシワを寄せて、長谷川くんはまじまじとあたしの傷を診る。


「もしかして…、これ…骨が見えてるんじゃね…?」