姫と年下王子たち

「俺も今日、こっちで会合があってな。今から、そのへんでメシなんだよ」

「ふ~ん」


親父は親指を立てて、クイクイと細い路地裏を指す。


親父が言う“そのへん”の路地裏は、高級料理店が軒を連ねている。


…ったく、軽く自慢かよ。


俺が適当にあしらっていると、親父は桔平と涼に目を向ける。


「確か、桔平くんと涼くんだったか?」

「「は、はいっ!」」