姫と年下王子たち

店長がペコペコと頭を下げる。


あたしは息子さんがコワくて、店長の陰に隠れていた。


「ご指名、ありがとうございます。こちらが、マナちゃんです!」


だが店長に押されて、前に出された。


「ご…、ご指名ありがとうございます…。マナでーす…!」


あたしは、ビビっていることを悟られないように、これでもかってほどに笑ってみせた。


そして、目を開けてみると…。