姫と年下王子たち

「あ…、あの~…」

「どうしたましたか?」

「一応確認なんですけど、…10番テーブルのお客さんって…」


念のために、ボーイさんに聞いてみる。


「…もしかして、組長さんの息子さんですか……?」


恐る恐る…小声で。


すると、やはり…。


「そうです!だから、粗相のないようにお願いしますね」


そう言って、ボーイさんはニッコリと笑った。


そこへ、店長も現れる。