姫と年下王子たち

「…えっと、言い間違えたっ。正確には、組長さんの息子さんだね」


また、組長さんネタ。

あたしには、“無縁”の話だった。


「なーんだ、息子かぁ」


ミヨさんはだるそうに、指で髪をクルクルと巻いている。


「息子さんって、お金は持ってるの?」


キララさんはタバコを咥えて、ラインストーンでデコレーションされたライターで火を点ける。


そのキララさんの問いに、店長は右手でお金マークをつくった。