姫と年下王子たち

というより、もう斜め前にあたしの家が見えていた。


「あそこの家なので、ここで大丈夫です!」

「そうですか?じゃあ、気をつけて」

「はいっ。お疲れ様です!」

「お疲れ様です」


あたしは車から降りた。

と同時に、北風が吹き抜けた。


…寒い!


身を縮めながら、バッグから家の鍵を取り出した。


時間は、午前3時過ぎ。

当然、翼は寝ている。