姫と年下王子たち

ドレスから私服へ着替えると、自分がタバコ臭いことに気がついた。


お客さんのタバコに火を点けてあげないといけないのだけれど、ライターなんて使ったことないから、初日から悪戦苦闘。



「キララさん、リイナさん、マナさん。送迎の車がきましたよ!」

「はーいっ」


ロッカールームのドアの向こう側から、ボーイさんの声が聞こえた。


終電のないこの時間は、ボーイさんが送迎してくれることになっている。