姫と年下王子たち

「でも、キララのドレスが…」


そのお客さんの言葉に、あたしは恐る恐るキララさんに目を向けた。


俯いて、ドレスにかかったドンペリを、タオルでトントンと叩いて拭くキララさん…。


…絶対、怒られる。



「キララ…、大丈夫か?」


そうお客さんに声をかけられたキララさんは、意外な表情を見せた。


「うん!ヘーキだよ♪」


怒っていると思ったら、なんとキララさんはなぜか笑顔だった。