姫と年下王子たち

由香里は両手で顔を隠すと、そのまま廊下で泣き崩れてしまった。


「…20万を貸してくれだなんて、変なことを言ってるよね……。自分でもわかってる…。でも…今はどうしても……、20万がないと…ダメなのっ……」


声を上げて泣く由香里は、やっぱりいつもの由香里ではなかった。


それに…、“モデルの仕事を辞める”って…。


毎回、撮影があるのを楽しみにしていた由香里。