姫と年下王子たち

思い出すだけで、ムシャクシャする。


どこへ行くとも決まっていないままキャンパス内を歩き回り、俺は中庭に行き着いた。


そして、奥の方の木の真下にあるベンチに腰を下ろした。



キーンコーンカーンコーン…


キャンパスに響くチャイムが、どこか虚しく聞こえる。


…まさか、由香里が。

秋月さんの友だちだったとは…。


こんなにも近くに、元カノとの接点があったなんて…。