姫と年下王子たち

しかし…。


「はじめまして、由香ー…」


顔を上げたその顔を見た瞬間、…俺は言葉を失った。


元カノの由香里に…そっくり。

そう思っていた、秋月さんの友だちは…。


「…由香里」

「……涼」


…本物の由香里だった。



なんで…、由香里がこんなところに……。

由香里の顔なんて、見たくなんかなかったのに。


数秒、その場で固まってしまった。