姫と年下王子たち

「なんでやねんっ」

「だって、すぐに済ませられるし!」

「俺も、すぐに済む用なんだけど」


弁当出すだけだし。


絢斗は俺らの話も聞かずに、ボストンバッグの中から、風呂敷に包まれたなにかを取り出した。


…この風呂敷。

確か体育祭のときに…。



「ジャーン♪」


絢斗が風呂敷の結び目を解くと、中から現れたのは重箱だった。


…この重箱、まさか……。