姫と年下王子たち

「絢斗、遅くない?」


腕時計に目をやると、集合時間を20分もオーバーしていた。

昨日よりも遅い。


「なにしてんねん~。もしかして、まだ寝てるんちゃう?」

「それ、ありえる」


絢斗だし。


一応電話するかと思って、アドレス帳から絢斗の番号を出し、携帯を耳にあてた。


そのとき、人の流れに乗って、絢斗が改札を通ってきた。


「ごめん、ごめ~ん!」