姫と年下王子たち

店長は、顔の前で手を合わす。


いきなりということで、あたしは当然困惑した。


「…もしかして、今から用事でもあった?それなら、無理にとは言えないな…」


肩を落とす店長。


用事は…、あることはあったけど…。


それよりもあたしは、「頼む!!」という言葉に弱かった。


「…わかりました!着替えてきますっ」

「…えっ、ほんとにいいの!?」

「はいっ」