…確かに、お腹は空いてる。


でも、長谷川くんだってお腹が空いているはずなのに、隣で食べられたら決していい気はしないはず…。


「俺のことは、気にしなくていいから」


長谷川くんは、そっとあたしの頭を撫でる。


そう言ってもらたら…。


…ごめんなさい。

いただきますっ…。


あたしは、食欲には勝てなかった…。



「それに、俺ならちゃんと弁当あるし」