「じゃあ、お言葉に甘えて…」


あたしは膝の上に、お弁当を広げた。


「いっただっきまーす!」


手を合わせて、卵焼きを食べた。


我ながら、おいしい♪


…ふとここで、あることに気がついた。


「長谷川くんは?もう、ご飯食べたの?」


長谷川くんは、お昼を食べる前に食堂から出て行った。


この中庭にくる前に、どこかで済ませてきたのかな?


と思っていると…。