長谷川くんは、そういうことを冗談で言ってるかもしれないけど、けっこう図星を突かれててグサリとくるんだよね…。


「…ちっ、違うよ!なんとなく、サボりたかっただけ…!」

「ほんとに?」

「ほんとっ…!」


言い逃れ…、できたかな…?


すると長谷川くんは、あたしにグッと顔を近づけてきた。


近距離で、長谷川くんと目が合う。

長谷川くんの瞳は、まっすぐにあたしを捕える。