姫と年下王子たち

「…あ、ありがとうございます!!」

「頼んだよっ」

「はい!」


こんな簡単でいいのかと思うほど、あっさり面接に合格してしまった。


「で、さっそくで悪いんだけど…」

「はいっ」

「これが制服だから、着替えてきてもらってもいい?」

「…え?」


渡されたのは、白いカッターシャツと黒のパンツと、黒くて長いエプロン。


「ウチ、人手不足だから、今からでも入ってほしいんだよっ!…頼むよ!」