姫と年下王子たち

あたしは長谷川くんの腕を引き、由香里と桔平くんが話す輪の中へ入った。


「こっちが長谷川くん!あたしとカフェのバイト先が同じなの」

「はじめまして、由香ー…」


しかし、長谷川くんの顔を見た由香里は、なぜかそのまま固まってしまった。


「由香里?」


あたしは由香里の顔を覗き込むが、長谷川くんと目を合わせたまま動かない。


まるで時が止まったかのように、その場に沈黙が流れる。