姫と年下王子たち

俺はいつの間にか、劇を集中して観てた。


すると横に座るひなちゃんが、肩を震わせてた。


笑いを堪えてんのかなと思ったけど、決して笑えるようなシーンとちゃう。


…と、いうことは。


「え!?ひなちゃん泣いてんの…!?」


ひなちゃんは、大粒の涙を流してた。


「…うっ、…うっ……。だって、悲しいじゃん…」


“ひなを泣かすっ”


絢斗は、自分が言ったことをやってのけた。