姫と年下王子たち

あたしは無視して、その場を立ち去ろうとした。


…ん?

ちょっと待って…。


このよく知った声は…。


「桔平くん!」

「…ひなちゃんっ!!」


顔を確かめる前に、あの関西弁で気づくべきだった。


桔平くんを見てすぐに思ったのが、桔平くんも翼と同様に、顔に傷があった。


でも、あえて触れないでおいた。



「桔平くんこそ、こんなところでなにしてるの?もしかして…ナンパ~?」