姫と年下王子たち

「客引きに決まってるやろっ」

「えー…。俺、ヤダー…」


ナンパとか、悲しすぎじゃん。

ましてや、俺には“ひな”っていう大事な女がいるのにっ。


そんな浮気行為みたいなこと、できるかよ…!


「ダダこねんと、はよ行くで!」

「じゃあ、涼を連れて行けばいいじゃねえかっ」


俺は、涼に視線を送る。


「俺は、調理係」


黙々と焼きそばを炒める涼。