姫と年下王子たち

「なーんだっ!」


心配して損したっ。


だが、次の瞬間…!!


…ゴンッ


「…イッテーっ!!!!」


俺は、カナヅチで指を思いきり叩いてしまった。


「バカだなぁ…」

「翼、痛ぇよっ…」

「暴走族の総長が、カナヅチで指叩いたくらいで、半泣きになるなよな」


確かに、指は痛かった。

でも泣きたいのは、ひなと文化祭をまわれないからだった。