姫と年下王子たち

あんなに迷惑かけておいて、記憶をきれいサッパリ忘れてるなんて、タチが悪すぎる…。


それ以来、桔平は酒の飲み方を学んだみたいで、ハメを外して飲むことはなくなった。


でもあのときの桔平は、未だにバカだと思う。


しかし、それと同じバカが…ここにもいた。



「バカじゃん」

「…すみません」


秋月さんは、俯く。


ほんっとに、バカ。

自分がバカって、ちゃんと自覚してる?