姫と年下王子たち

おいしいおいしいとか言って、次から次へと…。


そして案の定、桔平は酔い潰れた。


…そのあと、桔平を連れて帰るのが大変だった。


そこで初めて知ったが、桔平はキャパを越えると泣き上戸になる。


肩を貸しているだけで「涼…ごめんなぁ~…」なんて、街のど真ん中で泣き出すから、かなり焦った。


そして次の日になれば、ケロッとした顔をして、昨日の記憶はないんだと。