姫と年下王子たち

…って、俺なに熱くなってんだよ。


秋月さんのプライベートなんだから、俺が口出しすることじゃねぇじゃん。


…どうした、俺?

なんか、いつもと違うぞっ…?


「まっ、俺には関係ないけど」


…そうだ。

俺には、関係のない話だ。


そう自分に言い聞かせる。



それからも秋月さんは、記憶を辿るようにポツリポツリと呟く。


「それで、酔い潰れちゃって…」