姫と年下王子たち

「もう起きたの?」

「…長谷川くんっ!」


振り返った秋月さんは、目を丸くしていた。


たぶん…なんで俺ん家にいるのか、理解できてないんだろうな。


昨日の記憶、なさそうだし。


「でも、なんで長谷川くんがここにっ…!?」


そんな言い方されたら…。


「ここ、俺ん家だから」


としか言えない。


まぁ、秋月さんが言いたいことはわかるけど。