姫と年下王子たち

そして、ちょうどきたタクシーに乗り込む。


「行き先は…」


俺はふと考えた。


こんな状態で、秋月さんを家へ帰していいのだろうか。


秋月さんはあの男と飲んでいたみたいだけど、ホテル以前のことを家族の人に聞かれても、俺は答えられない。


だから俺は、秋月さんを自分の家へ連れて帰った。



「秋月さん、大丈夫?」

「…りゃ~いっ」


なに言ってるのか、わかんねぇ…。