姫と年下王子たち

俺の問いに、母さんは涙ぐみながらコクンと頷く。


「じゃあなんで、大切だと思ってる人を傷つけるんだよっ!?おかしいだろ!?」


俺だったら、大切な人を……。


…ふと頭に、秋月さんの顔が浮かんだ。


なんでこういうときに…、秋月さんが出てくるんだっ。


俺は、秋月さんを頭の中から打ち消す。


俺だったら、大切な人を絶対に傷つけないっ。

傷つける意味がわからない。