姫と年下王子たち

「あたし…、あたしっ……」


…初めてだったのにっ。

初めては、好きな人とって思ってたのにっ……。


涙がボロボロと膝の上に落ちる。


これが現実だって思っても、やっぱりそう簡単には受け入れられるものじゃなかった。


昨日の酔い潰れた自分を殴りたい…。


あたしが酔い潰れなければ、そんなことにはならなかったのにっ…。


調子に乗りすぎた自分への…罰だと思った。