姫と年下王子たち

「…それでもいいから、…聞きたい……」


…覚悟を決めなくちゃ。

…現実は、受け止めなきゃっ。


あたしはじっと、長谷川くんの答えを待った。


すると、長谷川くんがゆっくりと口を開いた。


「2人、ホテルにいたよ」

「…え。ホテル…って……」

「そんなのわかるでしょ?ラブホテルだって」


あたしは、言葉を失った…。


それと同時に、目の前が真っ暗になった。