姫と年下王子たち

だって、もしかしたらあたし…カズヤさんとっ…。


なにもなかったという、確信がほしかった。


それなのに、長谷川くんは教えてくれない。

それが、もどかしいっ…!


「だって言ったら、たぶん秋月さん、ショック受けるよ?」

「…え」

「それでもいいの?」


ショックって…。

それってやっぱり、あたし…カズヤさんと……。


あたしは、唾をごくりと吞み込む。