姫と年下王子たち

「…はい」


あたしは薬を口に入れ、水を飲んだ。


「で、俺に聞きたいことがあるの?」

「…うん」


長谷川くんは、ソファーに座るあたしの隣に腰を下ろした。


「…あたし、なんで長谷川くんの家にいるの?」

「やっぱり覚えてない?」

「うん…」

「じゃあ、どこまで覚えてるの?」

「えっと…」


あたしは、昨日の記憶を辿る。



「昨日、合コンで…」