姫と年下王子たち

「新しいの注文する?」

「…い、いえ!これで結構ですっ」

「そっか!…じゃあ、カンパイ♪」


カズヤさんは、あたしのグラスにカチンと自分のグラスを合わせた。


乾杯されてしまったら、飲むしかない…。


飲んでみると、アルコールの入ったカシスのリキュールは、もとからあるオレンジと氷が溶けた水とで随分薄くなっていた。


だから、アルコールを飲んでいる感覚がなかった。