姫と年下王子たち

それから気まずい空気が、あたしたち2人だけの間に流れた。


「…こ、これ、おいしかったですよ。食べますか…?」

「…じゃあ、もらうよ」

「どうぞっ…」

「…ありがとう」


という会話ぐらい…。


どうにかしてよー…、この状況…。


…そのときっ。


「ちょっと私たち、お手洗いに行ってきま~す!」

「失礼しまーすっ」


メグが立ち上がると、他のコも続いて立ち上がった。