姫と年下王子たち

次は女の子の番で、あたしと逆の端から自己紹介が始まった。


そして、あたしの番がまわってきた…!


「…えっと、名煌大学1年の…秋月ひなです…。えと、えっと…、よ…よろしくお願いします…」


あたしは、緊張で声が震えていた。


あたしの自己紹介が他のコよりも極端に短かったからか、関大の人たちは「…それだけ?」と言いたそうな顔をしていた。


「ひ…ひなちゃんね…!よろしく…!」