姫と年下王子たち

あう~…。

お酒なんて飲みたくないよ~…。


これがあたしの本音だった。



少しすると、ポニーテールが似合う店員さんが、注文したお酒を運んできた。


「はい、カシオレ!」


斜め向かいに座るカズヤさんが、あたしにカシスオレンジを手渡した。


「…ありがとうございます」


あたしは、ペコリと軽く頭を下げた。


みんなのお酒が揃ったところで…。