姫と年下王子たち

男の人たちは、初めからビールと決まっているみたい。


「私、ファジーネーブル!」

「私は、ソルティドック」


みんな、次々と注目していく。


あたしは、なにを頼んでいいかわからなかった。


ひとまず、ここはウーロン茶にしよう。


「じゃあ、あたしはウーロン…」


と言おうとしたとき、テーブルの下から隣に座るメグの手が伸びてきて、あたしの太ももを叩いた。