姫と年下王子たち

メグからいろいろと、合コンの“極意”を聞かされた。


しかし、あまり合コンにノリ気でないあたしの耳には、ほとんど右から左へと話が流れていった。



駅から歩くこと、数分。


合コン会場の居酒屋が入っているビルの前に到着した。


「ここで待ち合わせなんだけど…」


メグは、辺りをキョロキョロと見回す。


「…あ!いたいたっ♪」


メグが視線を向ける方に、目を移す。