姫と年下王子たち

「「電車の中にいたっ…!!」」


やっと思い出したで!


「あ~!あんた、昨日のっ!」


このちんちくりんなコ、電車で急ブレーキかかったときに、俺に倒れかかってきたコやん!


俺はネクタイを緩めて、ソファーにいるそのコの隣に座った。


「…キミが、工藤桔平くん?」

「そうやでー」


とは言ってみたけど…。


…ん?

なんで、俺の名前知ってんの?