姫と年下王子たち

すると、そのコは慌てて立ち上がった。


「勝手に部屋に上がって、ごめんなさい。わたし、今日から担当させてもらう、家庭教師の…」


ん?待てよ…。

このコ、どっかで…。


「「…あーっ!!!!」」


俺とそのコは、同時にお互いを指差した。


「キ…、キミ…」

「あ…、あんた…」


そーや、そーや!

このコどっかで見たことあると思ったら、昨日の…。