姫と年下王子たち

「ひなはおっちょこちょいなんだから、気をつけなよ!」


それに、とってもいいコ。

あたしは、由香里がだーい好き!



「…あっ」

「どうしたの?」


あたしは由香里の言葉で、ふと思い出した。


“ほな、気ぃつけやぁ”


電車で出会った、関西弁の高校生のことを。


「さっき電車でね、高校生に飴玉渡されたんだぁ」

「飴玉?」


あたしは、ピンクの包み紙の飴玉を由香里に見せた。