姫と年下王子たち

ガールズトークは、尽きることがなかった。



気づいたら、窓から見えていた長蛇の列も徐々に短かくなってきてた。


時計を見ると、5時半やった。


「俺、ちょっとトイレ」


席を外して、トイレへ向かう。


出てくると、涼とバッタリ会った。

というより、俺を待ってたみたいやった。


「おお、涼!バイト、お疲れさんやな!」

「まぁ、楽だし」


周りのスタッフは、疲れた顔をしてる。