姫と年下王子たち

寝ながら、ひなの買ってきたお菓子をボリボリと食っていると、片付けが終わった涼がこっちにやってきた。


「そろそろ始めるぞー」

「待ってました♪」


俺と桔平は飛び起きる。


「始めるって、なにを?」


ひなは首を傾げている。


俺たちは、手際よく酒をテーブルに並べ、お菓子の袋を開けていく。


その様子を、呆然と見つめるひな。


「…これって、もしかして…」